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明けて2008年。週間天気予報を見ると、なんと関東地方は快晴続き! と、ムラムラと血湧き肉躍り?はじめたのが、昨年末に味をしめたママチャリならぬジジチャリ紀行。もちろん、行く先は川沿いの徘徊。前回は北東に足を伸ばしたので、今回は南西方向を…ホ〜ホッホッホ。 で、地図とにらめっこしながら立てた計画は、まず初日は、わが杉並のボロ家から荒玉水道道路を南下して、砧浄水場沿いの多摩川土手に。ここで多摩川を河口まで一気に下り、通称・産業道路を経て横浜に。ナゼ横浜に? 長年の東京住まいのせいか、世界的観光地・横浜には一度も泊まったことがないから。2日目は、国道1号線を北上し、新鶴見橋で鶴見川、そして恩田川沿いに。さらに町田市で境川に入り、相模原市は橋本でグッスリ。最終3日目は、多摩丘陵の尾根を越え、大栗川沿いから聖蹟桜ヶ丘で多摩川に、そして起点・砧浄水場から荒玉水道道路に…。つまり、2泊3日で多摩川・鶴見川・恩田川・境川・大栗川の「5大河川」を徘徊しよう、というわけ。 全走行距離は約150km。ま、ヤングマンが高価・軽量のロードバイクで、なら1日の行程だろうが、何せこちらはホームセンターのバーゲンで手に入れた、ガタピシのチャリンコ。ゆえに、時速10kmで3日がかりならこの歳でも何とか…は昨年末に実証済みなので、気楽〜にチンタ〜ラホイっと。せっかくの「5大河川徘徊」ゆえ、経時的な記録を綴るのはヤメて、河川ごとに独断と偏見のグチっぽい評を。 ■鶴見川 さて、鶴見川の出発点は、国道1号線(第二京浜)の新鶴見橋。たもとには、済生会横浜市東部病院が。最近できたらしいが、ホテル風の洒落た外観で、病院とは思えんぞな。こういう病院なら一度は…オイオイ。モトイ〜っ、見上げれば快晴。川沿いのサイクリングロードは、完全舗装ゆえ快適、のはずが、土手もコンクリートで固められ、な〜んか無味乾燥、ってのはゼイタク? 最初は右岸を走っていたが、鷹野人道橋で左岸に。このあたりにくると、水際にはないよりマシ程度の緑が。いやぁ、犬の散歩やウォーキングするジジババが多いのう。 ただギコギコしているだけではつまらんので、河原に降りてみると、お〜っ、かつては真っ黄色の花を誇っていたセイタカアワダチソウ(背高泡立草。キク科アキノキリンソウ属)が、なんと亡霊のような枯れ姿に。 東急東横線は綱島駅南の鉄橋をくぐると、鶴見川は大きくカーブして南下。と、新羽橋から亀の甲橋間は、今月末まで工事中の立て札。が、よく見ると、河原に仮道が。ふ〜っ、良かったぁ〜。 亀の甲橋でサイクリングロードに戻ると、ありゃ、この先は未舗装の砂利道。しかもこんな大きな水たまりが…。やっぱり、そうは問屋が卸しまへんな。ちなみに、向こう岸に見えるのは、日産スタジアム。Jリーグは横浜マリノスの本拠地だそうだが「あっそう」。こっちはそれどころか、砂利道にカリカリしてまんねん! そうそう、このサイクリングロードには、随所にこんな道標が。そうか、鶴見川流域はバグの形をしてるのか。ま、ちょっとムリムリって感じもしないでもないけど…。 このままずっと砂利道、と思いきや、第三京浜の橋下には「青少年サイクリングロード・始点」の標識が。マジで「何でここから?」。ともあれ、やっと再び舗装路に。「青少年」ではないけど、いいかな? と、やけに周囲が賑やかに。そう、JR横浜線は鴨居駅に通じる鴨池人道橋に。川縁はテラス風になっており、ついついキュウケ〜イ! ちなみに、向こうに見えるアーチ型の大橋は鴨池大橋じゃぞ。 お〜、久々に花をパチリ。で、「何じゃこの花は?」。バタくさい雰囲気から園芸種かも、と調べてみたものの、ワカリマセ〜ン。雰囲気からキク科であることはマチガイないだろうけど…。ヘリクリサム・ペーパーカスケード(キク科ヘリプテルム属)なる花…かは自信なし。 鴨池大橋から恩田川との分岐・落合橋間の、舗装されたキモチイ〜サイクリングロード。改めて思うけど、車の通らない道って、ホント、こんなにもすがすがしいもんかねぇ。 町田市は上小山田町の山中にある「鶴見川源流の泉」から横浜市鶴見区で東京湾に流れ注ぐまで約42km、が鶴見川。ま、今回足を踏み入れたのは、そのうちのわずか17km、休憩・道草を含め2時間ほどの徘徊だっただけど、なかなかの大河じゃん! とりわけ、クネクネとした曲がり具合がまたいいねぇ…何やねんそれ! ■恩田川 中原街道にかかる落合橋で、右側の鶴見川とサヨナラし、左側の恩田川に。何だろう、こういう流れの分岐点、上流側から言えば合流点だけど、そういう風景を眺めると、妙にワクワク・ドキドキしてしまうのは。 さて、ここからの道は…ガ〜ン、単なる川沿いの未舗装砂利道がJR横浜線に沿って延々。ま、一応車止めがあるのが救いか。のどかな田園地帯をギ〜シギシガ〜タガタ。そういえば、昔はこんな道ばっかりだっけ…。 東名高速をくぐり、国道246号線の恩田大橋を過ぎると、東急田園都市線田奈駅に。お〜っ、駅前にはまだまだ田畑が広がり、まさに郊外は住宅開発村の駅。たまにはレストランで午餐?をと、ファミレスに。いやぁ、久しぶりにドアを開けたが、老若男女がゴジャゴジャ。結構はやっているものだと、ナニやら新発見。 腹ごしらえはしたものの、行く手はまだまだ砂利道。と、神奈川県は横浜市から東京都は町田市に入ったところで、突然、快適なサイクリングロードが。川の防護柵には、「恩田川」の文字に加え、チャリンコ姿も。え〜っと、こういう正面からではなく斜めから見える絵って、何て言うんだっけ? 川べりには「恩田川自転車歩行者専用道路」の標識が。いやぁ、久しぶりのすばらしいサイクリングロードに、ただただ感激。桜並木が延々と。春や初夏には、もう一度ギコギコしてみたいもんじゃな。 加えて、この案内板。トイレ間隔が短かくなったジジババには、こういうのに出会うと、まさに地獄で仏…オイオイ、アンタは「一応」クリスチャンじゃなかったっけ? とにかく、あまりにも素敵な道なので、もう1枚パチリ。沿道のみどりの手入れも行き届いているし、まさに絶好の散歩道じゃ。ま、前後にガゴをつけたジジチャリをギコギコしている姿はイマイチだけど、って、失敬な! 小田急線のガード下に。うまい具合に電車がゴ〜。ホ〜ッホッホ、いいねぇ、こういう構図は。やっぱり川沿い徘徊には、電車の鉄橋がなくっちゃ…って、何でやねん! ガードをくぐった先の南大谷の桜橋が、今回の恩田川徘徊の終点。左折すれば、町田市役所を経て小田急とJRが交錯する町田駅前に。振り返れば、全長13kmの恩田川のうち、辿ったのは11kmほど。砂利道ギコギコの上に、昼飯食ったので、なんと1時間半もかかってしもうたわ、ヘン! 源流は、巨大団地・木曽団地南側の町田三中あたりとか。そこは、かつては豊かな緑が生い茂り、こんこんと清水が湧き出ていたのだろうなぁ。 ■境川 町田といえば、小田急ロマンスカーにて昨秋も「通過」するなど、なじみ深い町?とはいえ、町中をヨタヨタしたのは、何十年前かなぁ。そんな「タイムスリップした化石人」にとっては、ハッキリ言って「ゴチャゴチャしてようわからん」町。ドトールで180円コーヒーを、とジジチャリを押しながらウロウロしたものの、発見できず、駅裏の境川沿いでカンコーヒーをグイ〜ッ。やっぱり、これが一番じゃな。 さぁ、気持ちを引き締めたところで、今度はこの境川をJR横浜線沿いに北上、めざすは橋本へ! いやぁ、この境川、思った以上にサイクリングロードが整備。こりゃ、楽しみじゃな。と、見上げれば、1月ゆえ陽の陰りの早いこと。何となく曇ってきたようだし、こりゃ急がなくては…。おっと、ホントにジジチャリでここまで来た証拠写真を。ナニ、構図としてはジャマだと! 川沿いの周囲は、ま、平凡な郊外の住宅地。が、サイクリングロードが単調とはいえ、あまりにス〜イスイと快適なので、ついつい2枚もパチリパチリ。ただ、暮色蒼然たる川端は、どこか寂しい空気が…。 いやぁ、境川っていいねぇ、このまま橋本までグングン…は、はかない夢でしたな。道はいつの間にやら未舗装の田舎道に。それでも、標識だけはなぜか「境川自転車歩行者専用道路」がいつまでも。何やねん、この道は! とはいえ、ちょうど雲間から夕日がさしこんできた光景は、どこかガキの頃を思い出す懐かしい匂いが…。 ま、夕日は束の間。京王相模原線のガードをくぐり、橋本はもうすぐというのに、あたりはこんな寂し〜い流れ。やっぱり川沿いの徘徊は、たとえジジチャリとはいえ、真っ昼間に限るぞな。 そうそう、この境川、急いだせいか道草は食わなかったので、最後に川面のススキ(薄。イネ科ススキ属)でもパチリ。あまりにもありふれた光景なのに、どこか新鮮さを感じてしまうのは、川の精?のいたずらか。 ふ〜っ、何とかライトをつけないでJR・京王橋本駅に。13kmほどを1時間チョイ、と結構飛ばしたもんねぇ。おかげで「疲れた〜」。いやぁ、橋本って田舎と思っていたら、いまや高層マンションが建ち並ぶ大都市?じゃな。 そういえば、この境川は、城山町の城山湖(本沢ダム)に流れ込むチョイ先の沢が源流で、相模原市と町田市の市境から、横浜市と大和市・藤沢市の市境を流れ、江ノ島で相模湾に注ぐ、全長69kmという神奈川県では相模川に次ぐ第2の大河だそうな。聞けば、サイクリングロードは、町田から下流、江ノ島まで30km以上も。ま、今回は夕暮れ時にホンの少々かじっただけ。こりゃ、改めて真っ昼間に全コースを踏破しなくっちゃ! ■大栗川 橋本駅前の通りを北上し、多摩美大前の柚木街道に。このあたりが大栗川の源流かな…とキョロキョロしながら街道を下っていくと、いつのまにやら右側に流れが。おおっ、多摩ニュータウンの一角だけあって、護岸はコンクリートで完全整備。まさに都市計画道路ならぬ「都市計画河川」じゃな。時に早朝。朝日がキラキラ…と言いたいが、見上げれば予報どおりの曇天。ま、雨が降らないだけでも幸せというべきか。 と、両岸には、これまた完全整備のサイクリングロード…とは書いてなかったので散歩道じゃな。これまた「都市計画公園」的な道で、随所にベンチなど休憩所が。が、う〜ん、曇天ゆえか、どこか廃墟の雰囲気が…。 当然、土手に花なんぞは…とあきらめかけていた時、あれっ、なんでここにスイセン(別名:ニホンスイセン、フサザキスイセン。水仙。ヒガンバナ科スイセン属)が? 妙にソワソワしながらパチリパチリ。と、沿道脇の民家から犬が「ワンワン」、ついで「これっ、静かに!」との声。振り向けばこの家のオバチャンが。聞けば「ワタシが勝手に植えた」とか。それがどんどん増えて…だそうな。う〜ん、こうして植物は野生化するのか…。 と、モノレール脇に、今度は何やら怪しい看板。何じゃこれ? このご時世、しかも「健全なニュータウン」内に、突如、赤い灯青い灯が…てなわけはモチロンありまへん。なら、何やねん! 特に「?」は! ニュータウンから離れると、ありゃ、平凡な道に。ま、ジジチャリの立場からは、これで十分。人気のない散歩道をス〜イスイっと…。 さぁ、もうすぐ京王線聖蹟桜ヶ丘駅に、というところで、川面を見ると、おお〜、コサギの大集団が! 1羽2羽ならよく見かけるが、こんな大勢には仰天。アンタら、何してんねん! ちなみに、かつて「シラサギ」なんて呼んでいたら、自然観察の会の先輩に「そんな鳥はおまへん!」とのお叱りが。で、他のサギとの見分け方は、くちばしは黒く、足指は黄色だそうな。なるほど、よく見れば…。 これまでの川に比べると、あっという間の大栗川。もっとも、全長は4.4km。が、これでも多摩川水系の一躍を担っており、れっきとした1級河川。う〜ん、爺やもどこかにエラ〜イところとつながっていれば、1級人間に? ■多摩川 さぁ、いよいよ本命の多摩川に。初日は砧浄水場〜河口、3日目は京王線聖蹟桜ヶ丘駅そばの関戸橋〜砧浄水場なので、一気通しでジジチャリ徘徊記を。で、スタート地点・関戸橋は、3日目ゆえ厚い雲が垂れ込めた曇天。なので、ただただ整備されたサイクリングロードを無心にギ〜コギコ。と、昨年のヨタヨタ徘徊時に是政付近で出会った一本杉ならぬ「二本ポプラ」は…おおっ、落葉状態もなかなか壮大で見応えあるじゃん! ウン、これは? 実は緑の線が少々盛り上がっており、チャリンコで通過するとドッスンドッスン。そういえば、ここ多摩川はロードバイクのメッカ。「歩行者との接触事故注意」とか「スピード落とせ」なんて注意板は、当然無視。いやぁ、こんなので効果あるんかいな。 京王相模原線鉄橋下の多摩川児童公園でひと休み〜っと。川面を眺めていると、ふと水際にスッと伸びた妙なものが。これって、花? 実? どうやらマツカサススキ(松毬薄。カヤツリグサ科ホタルイ属)らしい。で、これは花。まだ緑色なので咲き始めの状態だが、熟してくると茶褐色に。ふ〜ん。 調布市は多摩川緑地公園沿いに来ると、桜並木のサクラ1本1本の根元に、こんなベンチがずらり。座すれば、眺めは広大無辺。いやぁ、多摩川って、ホントに壮大だねぇ。 さて、何せ多摩川だもん、この先もトーゼン完全舗装…というのは誇大妄想のタワゴト。狛江市域に入るや、砧浄水場前まではガタガタの砂利道。あ〜ぁ。 ここで初日にタイムスリップ。おおっ、東名高速道路を抜けると、またまた舗装されたサイクリングロードじゃん。そうか、ここは世田谷区だもんね〜。二子橋公園は河原の道を抜け、多摩川八景の一つ・兵庫島公園から東急田園都市線の鉄橋をくぐると、ウン?、またまた砂利道! 勘弁してよ〜。 と、東急東横線鉄橋をくぐり丸子橋の信号を越えると、おおっ、眼前には完全舗装の立派なサイクリングロードが。「何でやねん!」って本気で思ってしもうたぞな。責任者出てこ〜い! ガス橋、国道1号線の多摩川大橋、そしてJR東海道線、国道15号線と進むサイクリングロード沿いには、次々と高層マンション群、そして対岸には高層ビル群の川崎市街が。いやぁ、都会だねぇ。休憩所やベンチも随所に。おおっ、河原にも整備された道。加えて、道沿いには、なんと、陽気にさそわれてか野良猫クンも。 大師橋を過ぎれば、到着!河口の弁天橋に。彼方には羽田空港の管制塔が。ま、ホントの河口はまだ先だけど、両岸は埋め立て地ゆえ、多摩川サイクリングという観点からは、一応ここが終点…らしい。 弁天橋を渡り、対岸の空港側の岸辺にたたずむと、水際には鳥たちがギャ〜ギャ〜。右側の白いのは、ウミネコかユリカモメか…。左はカモであることまではわかるけど、何ガモなのかは…。尻尾を向けているのはハト…これだけはクソジジイでもバッチシ。ともあれ、草花もまだ序の口なのに、鳥の種類までわかるか〜! ま、この3種類が会議を開いているところをパチリとできたので、ごかんべんを…。 やりました、多摩川は関戸橋〜河口間の約33kmを踏破。3時間半もかけてのヨタヨタ走行だけど…。残すは関戸橋〜羽村間の20kmほど。ホンに楽しい3日間だったけど、これを記録に留める作業が、ふ〜っ、こっちの方が「疲れた〜」。ま、しばし「お泊まりジジチャリ紀行」はお休みじゃな。で、思えば、わがオンボロチャリンコでも、ツーリングの真似事程度なら「やればできるじゃん!」。で、今年はどんな年になるやら。ま、「どんな年にするやら」の気持ちでガンバらなくっちゃ!! |
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