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新年を迎えても、相変わらず快晴が続く東京。が、お〜寒っ! そうだ、こういう時は川沿いをヨ〜タヨタするに限るぞな…なんてヘリクツをつけて降り立ったのは、西武池袋線は入間市駅。そう、今年の川沿い徘徊はついに埼玉県にも進出。その一発目が、入間川じゃ! いやぁ、「明るっ!」そして「広っ!」。そう、わが心みたいに…ドサクサに紛れて何か言った? さて、軽〜く「入間川沿いをハイカ〜イ」なんて叫んだが、この入間川は、実は飯能市は旧名栗村の山奥を源流とし、入間市、狭山市、川越市を流れ、さいたま市との市境手前で荒川に合流する、全長約63kmの一級河川。ゆえに、もちろん全長踏破は「ありえね〜」。が、荒川と入間川の両川にまたがる入間大橋から、入間市と飯能市の市境にかかる豊水橋までの22.6kmに、なんと「入間川サイクリングロード」が完備。ヒ〜ッヒッヒ…。 で、このサイクリングロードをジジチャリでギ〜コギコ…したいけど、わが杉並のボロ家からの往復ギ〜コギコは、ポンコツジジイにはムリ。なので、今回は、豊水橋から川越市霞ヶ関は初雁橋までの10km強を、2本の足でヨ〜タヨタ、ってワケ。…何か文句ある? ないけど、前振りなんかどうでもいいとな? ケッ! ■豊水橋〜昭代橋 さて、入間市駅から国道を1kmほど北上。着きました、スタート地点の豊水橋に。入間川って、結構大河なんだね。お〜っ、左岸に延びるサイクリングロードは、なかなか快適そうじゃん。周囲の景色ものどかそうで。う〜ん、これをジジチャリならぬ2本の足で…か。ふ〜っ。おっと、標識にも「スタート」の文字が。わかりやすっ! ナニナニ、正式には「川越狭山自転車道線」とな。お役所って、何でこう漢字ばかり並べるのかねぇ。 ふと沿道に目をやると、なんと、シバザクラ(芝桜。別名:モスフロックス、ハナツメクサ〔花詰草〕。ハナシノブ科フロックス属)の花壇が! 何でも、地元の人たちが丹精込めて育てているとか。それにしても、開花時期が少々違うのでは…には、最近驚かなくなったねぇ。それでいいのかどうか…。 広い河川敷を活用したグランドなどを眺めながらギ〜コギコ、じゃなかった、ヨ〜タヨタすると、すぐ広瀬橋に。サイクリングロードは道路下をくぐるが、こっちは歩きなので、トンネルよりは展望をと右側の坂道をヨッコラサ。おっと、橋の手前には橋名標識板が。いいねぇ、こういう配慮は。 広瀬橋を越えたところで、またまた「開花時期がヘン」なウキツリボク(浮釣木。別名:チロリアンランプ。アオイ科イチビ属)が。南アメリカ原産なのに、寒さにはメッポウ強いからか。ま、庭先でよく見かけるヤツだが、花のない時期にこんな真っ赤を見つけると、ついホッとするぞな。 元富士見橋を過ぎ、彼方に見えるのは新富士見橋。おおっ、このあたりの河川敷はキチンと整備された公園風のつくりじゃな。とにかく「明るっ!」。こんな光景が昭代橋の先まで。お〜、空気がウマイ! おっと、コセンダングサ(小栴檀草。キク科センダングサ属)の果実を発見。いやぁ、いつ見ても、この爪が裂けたような怪しいトゲトゲには、ワ〜クワク。とてもあの黄色い小粒の花は想像できませんな。 ところで、先ほどから大空がゴーゴーとヤカマシイのは何じゃらほいと見上げると、お〜っ、戦闘機が低空でひっきりなしに。そうか、近くに航空自衛隊の入間基地があったっけ。この時間、離着陸の訓練中かも。ちなみに、このパチリは決して望遠ではアリマセン。それだけ低空だった、ということデ〜ス。ま、政治的にはともかく、感情的には「ウルセ〜!」。電車のゴーゴーなら許せるけど…何やねんそれっ! ■昭代橋〜いるまがわ大橋 昭代橋をくぐると、狭山大橋までは、土手に沿って民家なども。そして、サイクリングロードの沿道には、お〜っ、桜並木が。いいねぇ。春の満開時には、すばらしいブ〜ラブラが楽しめそうじゃな。 ホ〜ホッホッホ、やっと見つけましたぞ、春一番の野草・ホトケノザ(仏の座。別名:サンガイグサ〔三界草〕。シソ科オドリコソウ属)を。しかしまぁ、いつみても妖しい姿をしているねぇ、段々になっている葉っぱの姿から、仏の蓮華座を連想してこの名前に、というが、花の形からなら、どんな名前がつけられたか…。 狭山大橋からは、河川敷はゴルフ場に。ま、よくあるパターンじゃな。おかげでサイクリングロードは、ゴルフ場とニュータウン風の戸建て住宅街の間を。川沿いというのに川面は望めないが、ここも沿道には桜並木が続き、どことなく上品な雰囲気が。と、それにしても、このギンギラギンの車止め。どこか場違いな…。 あれっ、路面には茶摘みのイラストタイルが。そうか、ここは狭山茶の産地でしたな。聞けば、ここ狭山の地は緑茶生産の「経済的北限」だそうな。ちなみに、狭山茶摘み歌には、「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と歌われているとか。ということは、味はいいけど色や香りは落ちる、ってこと…コラコラ。 おや、アセビ(馬酔木。ツツジ科アセビ属)のつぼみではないか。季節はこれから厳冬の2月を控えているというのに、植物の世界ではもう春への足踏みですか。そうそう、名前の由来ともなった「馬も酔う」ほどの、枝葉に含まれている有毒成分は、「アセボチン」というらしい。有毒の割には、アホみたいな名前じゃな。 こちらはフヨウ(芙蓉。アオイ科フヨウ属)の裂開した果実。これまた、あの真夏に美しく咲き誇る花姿からは想像もつかない、妖しい姿じゃな。フヨウといえば、そうそう、今年こそスイフヨウ(酔芙蓉)の花びらの色の変化を、じっくり観賞しなくっちゃ! ■いるまがわ大橋〜八瀬大橋 やがて、なぜかひらがな名前の「いるまがわ大橋」に。ここもサイクリングロードは道路下を。もちろん、ここも右の坂道をエッチラ。いえ、別にギ〜コギコできないツラアテではアリマセン…。 お〜っ、橋を越えたところで、枯れ花となっても威厳ある「ニョキッ」とした勇姿を誇るイタカアワダチソウ(背高泡立草。キク科アキノキリンソウ属)が。北アメリカ原産の帰化植物で、怪しい毒素をまき散らして在来植物を駆逐しているとのウワサが絶えないが、最近、「そうでもないらしい…」てな説も。ワカラ〜ン。 ここからは西武学園文理中学・高校沿いに。…と、ウン? 何やら不思議なカッパの像が。胸のボイ〜ンから、どうやら女性らしいが、それにしても、誰が? ナゼ? いやぁ、まさにこれこそ「何でやねん!」じゃな。 学校沿いを過ぎ、川越市域に入ると、眼前には広々とした安比奈親水公園が。「親水公園」と銘打つだけあって、園内にはせせらぎが流れ、ちっぽけな橋も。夏には芝生が緑一色に染まり、さわやかな感じがするのだろうけど、この時期の枯葉状態は、アフリカの砂漠に迷い込んだような、不思議な気分が…。 広々とした芝生に、なぜか怪しい岩がポツンと3つ。背景にアーチ型の赤い水道橋を配した構図は、これまた異次元的な光景じゃな。たぶん「ベンチらしき」この岩で、豪雨の日に休んでいたら、それはそれは大変だろうね、って、そんな時にこんな所をウロウロするか、ってんだ! 水道橋の下で、ノイバラ(野茨。バラ科バラ属)の果実を発見。おっと、つい茎に手をやると、「イテテ…」。いやぁ、すごい鋭利な棘ですな。生命力が旺盛で駆除困難な「雑草扱い」の低木だけに、みんなから嫌われモノだが、果実や種子は「営実」なる生薬となり、世のため人のために。何ごとも見かけだけで判断してはイケマセンぞ。この爺やに対しても…ムムム。 ■八瀬大橋〜初雁橋 水道橋先の八瀬大橋をくぐると、サイクリングロードは田園の中に。ハッキリ言って、ジジチャリでギ〜コギコならまだしも、ここをヨ〜タヨタとは…。とっと、そういうことは言わない約束だったのでは。ふ〜っ。 しかし、苦あれば楽あり。オニグルミ(鬼胡桃。クルミ科クルミ属)の冬芽と葉痕を発見。ヤッタ〜! とりわけこの葉痕、羊や猿の顔に見えるということで、その筋のオタクには大人気だが、お〜っ、まさにこれは猿とも羊とも。ホ〜ッホッホ。ちなみに、クルミと言えば、このオニグルミの果実のこと、って、これ常識ですな。 冬芽といえば、イマイチ平凡とはいえ、ウメ(梅。バラ科サクラ属)もついでに。これは花芽ですな。ウメは園芸品種が多いが、さて、これはどんな品種の花を咲かせるのだろうか。 関越自動車道の入間川橋からは、的場工業団地沿いに。と、ここでサイクリングロードは土手下の工場沿いに、そして土手上には「歩行者専用の遊歩道」が。モチロンかつト〜ゼン、ここは土手上の道を。フワフワした枯れ草を踏みしめつつヨ〜タヨタは、ホント、気分いいねぇ。 おっと、この土手上の道には、年末に泊まりがけでギ〜コギコした千葉の沼と川めぐりでお目にかかったオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢。ゴマノハグサ科クワガタソウ属)が、ここでは大群生。おかげで、1回のパチリで3つも収められたゾ〜。ヨーロッパ原産の帰化植物らしく、このこのコバルト色は地中海の色…でもないか。 予定の終着点・初雁橋に。橋の名前もいいだけど、親柱(橋の両側の石柱)にデ〜ンと構える雁のデザインがいいねぇ。聞けば、その昔、付近を鎌倉街道が通っていたというが、クンクンすれば、どこか優雅なニオイが…。 最後の締めくくりは、初雁橋のすぐ先で、JR川越線は鉄橋を渡る電車をパチリ。ま、いつものことだけど。そういえば、以前、一度だけ八高線は高麗川から川越まで、この路線に乗ったことがあったっけ。その頃はディーゼルカーだったような…何十年昔のハナシやねん! 帰路は、東武東上線霞ヶ関駅から歴史の町・川越へ。そして、久々に西武新宿線の特急「小江戸号」で新宿へ。この特急は何度か乗車したことがあるが、この日は平日とあってか、7両も連結していながらガ〜ラガラ。なので、座席指定とはいえ誰もいない車両に移動し、一人貸し切り気分でゆ〜ったりと。もっとも、わずか47.5kmと距離も短いので、あっという間だったけど。 改めて、今なお心のスミには、現実には無理は承知で、「ジジチャリでギ〜コギコしたかったなぁ…」てな気持のひっかかりが…。しかし、それにしてもこの入間川サイクリングロードには、もちろんカッコいいロードバイクでス〜イスイのヤカラも多かったけど、かたやウォーキングやらジョギングに励むジジババも結構多かったこと! 加えて、高価そうなデジタル一眼レフを構えてウロウロするジジババも。高齢者に人気あるんだねぇ、この川沿いは。…って、アンタもその一人では、とな? ワカッテマス! ケッ! |
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